NO BLUE, NO LIFE

前回まではそれぞれ以下をクリックしてご覧下さい。
その1
その2
その3
その4
その5

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White Sands National Monumnetを後にして一路Albuquerque(アルバカーキー)に向かいました。このAlbuquerqueは日本語にすると ”アルバカーキー”と割と簡単なのですが、英語の綴りがやたら長く、最初何て読むのかわからずとりあえずアメリカ人の発音を真似して適当に発音していた覚えがあります。本人もわかってないのになぜか通じたのに驚きました。

AlbuquerqueはNew Mexico(ニューメキシコ)州最大の都市で、現在では経済誌Kiplinger Magazineにおける「全米で住みやすい街50」で第3位にランクされた都市でもあります。
都市の規模に対して物価が安い住みやすい都市です。
ただ、当時はアメリカが不況の真っ只中であまり明るい印象を受けませんでした。
これはAlbuquerqueのみならず当時のアメリカの都市は、不況の影響で失業者が溢れどこに行っても暗い雰囲気でした。現在ではアメリカの景気も当時より良くなっているので、割とどこへ行っても明るいですね。
City of Albuquerque Official Site

ここではNYから持ってきた地図が全く役に立たないので(縮尺が大きすぎる)、ツーリストインフォメーションで地図をゲットして街を探検することにしました。が、しかし・・・。もらった地図は大通りの表示しかなく、ぐるぐる走っているうちに迷子になり「私は誰？ここは何処？」状態に・・・。2時間ほどぐるぐる走りまわっているうちに嫌になって早々に次の目的地Santa Feに出発しました。

後年旅馴れてきたころにAlbuquerqueを訪れてみると、それほど難しいこともなく、いかに当時の僕があたふたしていたかがわかりました。

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Albuquerqueの見所(個人的なお勧め)

Old Town(オールドタウン)：1706年にできたオールドアルバカーキー地区。現在ではインディアンジュエリーやラグのお店、おしゃれなカフェなどが、立ち並び良い雰囲気です。

New Mexico Museum of Natural History & Science：ニューメキシコの自然史博物館。恐竜などが展示されています。

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その6はここまで。その7はいつになることやら・・・。

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明日6月1日木曜日は定休日につき、お休みさせていただきます。

1. 2006/05/31(水) 15:31:51|
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画像は1876年にJohn Lorenzo Hubbellによってはじめられた、Hubbell Trading Postです。

以下Hubbell Trading Postのパンフレットの一部を抜粋して和訳したものです。
かなり直訳ですが、僕の拙い英語力ゆえお許し下さい。

トレーディングポストはしばしばネイティブアメリカンとそうでない人達の交易の場所となっていました。トレーダー達は交易によってネイティブアメリカンコミニュティの文化を急速に促進しました。
Hubbell Trading PostをはじめたJohn Lorenzo Hubbellはその中でも重要な貢献をした一人です。半世紀の間彼は正直なビジネスとナヴァホへの適切な助言によって知られていました。

彼の目的はお金を得ること、彼が成功すればすなわちそれはナヴァホの成功にもつながると信じていました。


Hubbell Trading Postに行くにはアリゾナ州フェニックスから北に車で約4時間弱、サウスウエストを旅するなら是非立ち寄っていただきたい場所です。

1. 2006/05/21(日) 15:01:10|
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その3
その4

El Paso(エルパソ)を後にして、いよいよニューメキシコ州に入りました。ニューメキシコというとあまりアメリカに馴染みのない方はメキシコ？いう方もいらっしゃいますが、ニューメキシコ州はれっきとしたアメリカ合衆国の州のひとつです。対メキシコ戦争で1848年にカリフォルニア、ユタ、アリゾナと共にメキシコから獲得したのが州の始まりです。
詳しくはニューメキシコ州政府日本事務所のHPをみつけましたので下記をクリックしてご覧下さい。
ニューメキシコ州政府日本事務所

最初に行ったのはLas Crucesというどう見てもスペイン語の地名の町でした。アメリカ南西部は元々メキシコの領地だったのを合衆国が併合したところが多く、「Las何とか」とか「Santa何とか」という地名が多く存在します。
Las Crucesについてはほとんど記憶に残っておらず、多分通り過ぎただけの町だったのではないかと思います。次に向かったのが、White Sands National Monumentです。地図を見ながら近くの国立公園などを探していて目に留まったのでとりあえず行ってみることにしたのを覚えています。英語に疎かった僕にもWhite Sandsが白い砂であることはわかりました。白い砂？→白い砂漠？と連想して、「White Sands」は白い砂漠だと勝手に決め付けた僕は、一路White Sandsを目指して車を走らせました。

ゲートがあって、そこで料金を支払い車で中に入るとそこはまさに白い砂漠地帯！！
よく海辺のリゾート地にあるさらさらした白い砂を想像していたのですが、それはもっと真っ白で粒の細かい粉状のものでした。小学校の頃に(あくまで僕の時代です)校庭にラインを引くために使った石灰のような質感だったと思います。あとで調べてみてわかったのですが、石膏砂というものらしいです。
しばしその美しい砂漠に立ち尽くし、感慨にふけっていました。
このブログをご覧の方も機会があったらぜひ立ち寄ってみてください。

White Sands National Monument


その5はここまで。あまり面白い話がないのですが、ちょっとした観光案内だと思ってお付き合い下さい。


なにぶん古い話で、当時デジカメも普及しておらず、写真がありません。下記画像は単なるイメージです。

クリックすると拡大画像がご覧いただけます。

1. 2006/05/13(土) 14:14:03|
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前回まではそれぞれ以下をクリックしてご覧下さい。
その1
その2
その3

Tucsonまで来て少々記憶があやふやになってきました。当時買ったROAD ATLASの地図帳(これについてはその1参照)を見ながらこの記事を書いておりますが、どこに泊まったか思い出せないのでそのあたりのことは省略します。多分当時は若かったのでEl Pasoまで一日で走りきったのかもしれませんが・・・。

Tucsonから10号線ひた走りPhoenixから437マイル、約700キロ、第一の目的地El Pasoに到着しました。

位置関係がわかりづらい方はGoogole Mapが便利です。

El Pasoはメキシコとの国境の町で、メキシコ人も多く、そのせいかアメリカの都市という感じがしなかったのを覚えています。ダウンタウンに着いて車を駐車場に止めてぶらぶらしてみることにしました。街角でフリーマーケットのようなものが開かれていたので見に行ったところタンクトップに全身刺青の、痩身で目つきの鋭い男が何やら話しかけてきました。外見が怖いのと何を言ってるのかわからないのとでうろたえていると彼は「What time is it?」と僕にもわかる英語で時間を聞いてきました。ほっとして時間を教えると、かったるそうにうなずき歩き去りました。何の事はない、最初に理解不能だったのは、スペイン語で時間を尋ねていたからだと気づきました。はて？なぜスペイン語で尋ねてきたのでだろう？ 僕はNYにいる頃「Hey,amigo！」と街角で言われることがたまにあったので、もしかしたら彼は僕をスパニッシュ系だと思ったのかなと納得しました。未だ本当のことはわかりませんが・・・。

次に向かったのはウエスタンブーツのメーカーTony Lama(トニーラマ)の工場です。ツーリストインフォーメーションで場所を尋ねたのですが、教えてくれた女性がスパニッシュのとても綺麗な女性。英語がさっぱりわからないのと彼女の顔に見とれていてでさっぱり説明がわかりませんでした。
とりあえず簡単な地図をもらったので、それを頼りに工場に向かいました。ここでの目的はウエスタンブーツを購入することにあったので、工場などは見向きもせず隣接しているブーツのアウトレットストアに直行しました。今思えば、工場を見学してくればよかったなと、当時の物欲の強さを恨めしく思います。ここでは当時の僕には念願のリザードのブーツをゲット、意気揚々と工場を後にしました。

その4はここまで、その5は初めてのニューメキシコ州に入ります。

最近お客様に続きを楽しみにしていると言われ、少々調子に乗って書いております。
反響があるのは非常にうれしく、励みになります。
未だ思い出せないところもありますが、なにぶん十数年前のこと、矛盾点など多々ございますが、どうかお見逃し下さい。

City of El Paso Texas Official Site

画像をクリックすると、拡大画像がご覧いただけます。

1. 2006/05/09(火) 20:25:03|
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前回の続きです。前回の記事を読んでいない方は(その1、その2)をご覧下さい。

Casa Grandeでモーテルから見た青空はどこで見た青空とも違う空で、気づいてみると僕の目には涙があふれていました。まだ若かりし多感な頃、あまりの感動に涙を流していました。

せっかくCasa Grandeに来たので、アメリカ先住民の遺跡(これについてはその2参照)を見に行こうとシャワーを浴びて荷物をまとめ出かけました。
遺跡は有史以前に作られたもので、最初のヨーロッパ人が新大陸に到着した時には既に廃墟になっていました。北アメリカで今まで建造された最大で最も不可解な建造物です。ここを眺めて有史以前の先住民の暮らしに思いを馳せるのも良いですね。Casa Grandeについてのウェブサイトをみつけましたので、興味のある方は覗いてみると良いでしょう。
Casa Grande Ruins National Monument



遺跡見物も終わり、さして急ぐ旅でもないのでCasa Grandeの町をぶらぶらすることにしました。町といってもCasa Grandeの遺跡でもっているような小さな町で、2,3件のインディアンジュエリーショップとカフェ、スリフトショップがあるだけのこじんまりしたところでした。僕の行った頃のアメリカは景気がどん底状態だったので、小さな町は閑散としているところが多かったように記憶しています。最近訪ねていないので、少しはマシ？になったのではないかと思いますが・・・。

あまりに町の規模が小さいので観光はすぐ終わり、テキサスに向かって10号線をひたすら南へ向かって車を走らせました。

Casa Grandeから1時間くらいするとTucsonという全米で33番目に大きい都市があります。現在のことはわかりませんが、美しい町という印象が残っています。この後、数年後に訪れた時も変わらず美しかったのを覚えています。
City of Tucson Arizona Official Site

十年以上も前のことなので記憶があやふやなので、矛盾する点もあるかとは思いますが、広い心でお読みいただきますようお願いいたします。

「その3」はここまでにします。追々暇を見つけて「その4」をアップします。

画像をクリックすると拡大画像がご覧いただけます。

1. 2006/05/07(日) 14:59:28|
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前回の続きです。前回の記事を読んでいない方はこちらをご覧下さい。

夜の9時くらいにアリゾナ州フェニックスのスカイハーバーインターナショナル空港に着きレンタカーを借りにレンタカー会社のカウンターに行きましたが・・・。初レンタカーだったので、どこの会社を選んで良いかも、料金もよくわからずとりあえず日本でも聞いたことのあるハーツを選びました。カウンターに行って車を借りたいことを片言の英語(当時は全くといっていいほど英語が話せませんでした)で話し、紆余曲折あったものの何とか無事車を借りることができました。

初めてのレンタカーに戸惑いながら、何とか運転してハーツのガレージから車を出しました。しかしどこに行ったらいいか全くわからず、空港内の道路脇に車を止めてNYから持ってきた地図を取り出し考えました。

考えること数分、地図の下の方にテキサス州El Paso(エル・パソ)を見つけ、とりあえずここに向かおうと思い車を走らせました。
しかしなぜEl Pasoか？ だいぶ前のことなので、記憶があやふやですがウエスタンブーツのメーカーTony Lamaの工場があり、ちょっと行ってみようかくらいに思ったのではと思います。
後でわかったことですが、ちょっと行ってみるような距離ではなくEl Pasoははるか遠くにあったのでした。

El Pasoへはインターステート(州間高速道路)10号線を南下するのが近道に思えたのでとりあえず10号線をひたすら南に向かいました。
一時間ほどすると緊張が解け疲労感がどっと押し寄せてきました。既に夜の11時、眠くなったので今夜の宿をCasa Grande(カーサ・グランデ)という町で探しました。Casa Grandeとはスペイン語で大きな家という意味で、ここにはアメリカ先住民の巨大な住居の遺跡、まさにCasa Grandeが保存されていました。

Casa Grandeの町で一軒のモーテルを見つけ、フロントに入ろうとしましたが、鍵がかかっていて入れませんでした。思い切って数回ノックしてみると男が寝起きのような顔で出てきて不機嫌そうに脇にあった「No Vacancy」のネオンサインを指さし、また扉を閉めました。何のことやらわからずそのサインを眺めていてやっと気づきました。「No Vacancy」とは空き部屋無しという意味だということを・・・。当時英語の話せない僕は「Vacancy」、「No Vacancy」の意味がごっちゃになっていて「Vacancy」は「満室」、「No Vacancy」は「満室ではない」と勘違いしておりました。今思い出すと赤面してしまいます・・・。


疲れてヘトヘトになっていた僕は、そのままベッドに倒れこみ朝まで熟睡したのでした。翌日スッキリして、外の景色でも眺めてみようと思いモーテルの部屋の扉を開けてびっくり！！
そこには今まで見たことのない、青い空が広がっていました。

「その2」はここまで。「その3」も暇を見つけて追々アップします。

画像をクリックすると、拡大画像がご覧いただけます。

1. 2006/05/05(金) 14:20:26|
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当店のホームページにWhy don't you go?というページがあるのはご存知かと思います。
このページでは買い付けの経過やインディアンリザベーションの様子、アリゾナ、ニューメキシコへのアクセスなどをご紹介しています。

今回その番外編ということで、僕とサウスウエストのそもそもの関わりなどを少々ご紹介してみようかと思います。
何せ14,5年前のことなので記憶違いなどがあるかもしれませんが、寛大な心を持ってお読み下さい。

僕がサウスウエストに行こうと思い立ったのは、当時まだニューヨークの友人の家にお世話になっている頃でした。
ある日何かのお祭りで3rdアベニュー(多分)を通行止めにしてパレードやら、出店が出ていました。
その出店の中にインディアンジュエリーを売るお店があり、元々詳しくもないのにインディアンジュエリーに興味を持っていた僕はそこで数点のインディアンジュエリーらしきものを購入して悦に入っておりました。
今考えると限りなくフェイクに近いものだったような気がしますが・・・。
部屋に帰って買ったインディアンジュエリーの写真を撮ったりしているうちに、アリゾナというところに行ってみたいなとぼんやり思っていました。

当時の僕はたまに日本の知人の古着屋に古着を送って、小遣いを稼いでいました。そのお金もちょっとたまった頃アリゾナに行こうと思い立ち、本屋でB4版ほどの大きさのRoad Atlas(地図帳)を買い、旅行会社に行ってチケットを買いました。

下調べはほとんど無しのぶっつけ本番、何とかなると自分に言い聞かせニューヨークを後にしました。

夜間のフライトで4時間、アリゾナのフェニックスについたのは確か夜9時頃だったと思います。時差の関係でニューヨークの時間で夜中の1時、アメリカは広いなと初めて実感したことを覚えています。

長くなりそうなのでその1はここまで。続きは追々アップします。

1. 2006/05/01(月) 14:52:19|
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下記画像はアリゾナ州フェニックスの街角です。何の変哲も無い特徴の無い写真ですが空に注目して下さい。日本ではあまり見ることのできない何とも言えない青い空が写っています。
この写真もHPのSouthwest Photo Galleryには未掲載のものです。

僕がはじめてアリゾナに行ったのが今から十数年前、夜にフェニックスに着いて次の日の朝起きた時の青空にとても感動したのを覚えています。あれから十数年経ち僕もフェニックスも変わったのに、青空は同じなんだなと感傷的になっておりました。

そのうちはじめてアリゾナに行った時のことなど、ブログでご紹介しようかと思っています。

画像をクリックすると拡大画像がご覧いただけます。

1. 2006/04/26(水) 20:23:33|
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画像はアリゾナ州Winslow(ウィンスロウ)で撮ったサンタフェ鉄道です。
偶然イーグル？が列車の上を飛んでいて、良い感じの写真になりました。
この先(画像右方向)にWinslowの駅があるため徐行して走っていたので撮りやすかったのを憶えています。
この画像はKachina TradingHPのSouthwest Photo Galleryに載せようと思っていて忘れていたものです。

その他のサウスウエストの画像はHPのSouthwest Photo Galleryにありますので、興味のある方はぜひご覧下さい。

画像をクリックすると拡大画像がご覧いただけます。

1. 2006/04/22(土) 18:47:38|
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画像はArizona州のHolbrookという小さな田舎町を通る、あの有名なルート66です。
東はイリノイ州シカゴから西はカリフォルニア州ロサンジェルスまで2,448マイル、
約3,600キロを結ぶ、かつてのアメリカに無くてはならないハイウェイでした。
現在では州間高速道路(インターステート)に取って代わられ、廃墟になった
ガソリンスタンドやモーテルが当時の面影を残すのみとなっています。
しかし、今でもルート66にはかつて憧れた古き良きアメリカが多少残っております。
それは町の雰囲気だったり、看板、お店などに見ることができます。

1. 2006/02/20(月) 13:55:00|
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