NO BLUE, NO LIFE

5日の夕方に鉱山近くのモーテルのある唯一の小さな街Austinに到着しました。
私が現在借りているアパートメントから約1,000キロあります。
ここはインターネットの環境があまりよくなく、今日まで
ブログを更新することができませんでした。

翌日は朝からDamele鉱山に向かって50号線を走り、途中から
Dameleランチに向かってダート走り、ランチを越えてDamele鉱山に到着しました。



バックホーを使って岩肌を大きく削った後、ターコイズを探します。




一口にターコイズ鉱山といってもその規模は様々で、DameleやPaiuteの
ような小さな鉱山では、殆どの作業を一人か二人で行います。

この後、思わぬアクシデントが・・・。
山に棲むネズミが木の枝を重機の内部に溜めて巣にしていることが
あるのですが、重機の熱でその枝に火がついて重機から炎が吹き出しました。
その場にいた全員で消火作業にあたり、大事には至りませんでしたが、
ひとつ間違えば、燃料タンクに引火して爆発炎上も考えられるケース
だったので、夢中で消火しました。
爆発していれば、命の危険もあったのでまさに危機一髪の状況でした。

初めてのターコイズ鉱山で、お客さん気分で見学するつもりが
消火作業をするはめになりましたが、鉱山ビジネスのタフな
一面を肌で感じる事ができ、貴重な経験になりました。
ターコイズが採掘され、ターコイズディーラー、小売店を
通してお客様の元に届くまでに、様々な出来事があるのだなと
いうことが現場に行ってみて、はっきりとわかりました。
また、だからこそ大切に販売したいと切に思いました。

タフなターコイズ鉱山の男達は、バックホーの炎上も
冗談で笑い飛ばし、今日もターコイズを掘っています。
タフな男達と現場で少しだけでも仕事ができた事を
誇りに思います。

消火が終わった後、Tonyが私に言った事が頭に残っています。
「Welcome to wild west」
昔も今もターコイズ鉱山ビジネスは大きな賭けですが、
その賭けに挑む男達はなかなかに魅力的です。

次はPaiute鉱山の写真を載せる予定です。

※Damele鉱山ではターコイズとバリサイト両方が採掘されています。
黄色のDameleはターコイズではないと言う方もいらっしゃいますが
成分上ターコイズに分類されます。これは科学的に証明されています。

※現在Austinの帰り道で、Las Vegasのホテルにいます。
明日Howard Nelsonの家を訪ねる予定です。

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1. 2012/06/09(土) 13:40:54|
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