The Desert Vol.2
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
前回の続きです。
※画像は1992年のものではありませんが、2011年に冬のアリゾナの空を撮ったものです。
The Desert Vol.2
フェニックス周辺は街灯もあり、スムーズに走る事ができたが、30分程走ると街灯も無く、辺りは真っ暗になり、地形もわからず不安な気持ちになった。更に30分走ると、街の灯りが見えてきたので、今日はここに泊まる事にした。街の名前は後から知るのだが、カサグランデという小さな街だった。40号線を降りて、モーテルを探した。今ではだいぶ少なくなったホテルのネオンサインだが、この頃はまだ田舎のモーテルにはネオンサインがあって、古き良きアメリカが残っていた。
最初に訪ねたモーテルのフロントは閉まっていたので、ノックをすると、眠そうな顔をした男性が出ててきて無言で指差したその先にはNO VACANCYのネオンサインが光っていた。NO VACANCYは空室の事で、満室になると、ネオンサインをオンにする仕組みらしい事が後で分かった。この時はこの仕組みもVACANCYの意味もわからなかったが、部屋が空いてない事だけは想像できた。少し車を走らせると、またモーテルを見つけたので、フロントに入ると、運良く空室があった。渡された鍵を持って、指定された部屋の近くまで車を移動し荷物を下ろした。
幾つかのセンテンスを覚えれば、
アメリカでモーテルに泊まるのは、さほど難しい事では無い。当時の私の英語力を10段階で表すと1〜2程なので、英語力に自信が無くても何とかなると思う。
Hello, do you have a room for one night?
(F)Yes, how many person?
Just one.
How much is that?
(F)$89 plus tax.
Okay, I will take it.
(F)May I see your ID and credit card?
Sure, here is my ID and credit card.
※(F)はフロント
ざっとこんなやり取りで泊まる事ができる。
とはいえ、初めてのモーテルに泊まる事ができたのは、この時の私にとって大きな自信になったのは間違いなかった。
部屋は8畳程のワンルームで、キングサイズのベッドが一つにバスルームが付いた質素なものだったが、憧れのアメリカのモーテルに泊まる事が出来て、一人旅のスタートは上々だった。
アリゾナの中心部は冬でも昼間は比較的暖かいのだが、砂漠の気候のため夜は案外寒い。エアコンの暖房をつけて、ベッドに潜り込んだ。
初めての土地の一人旅の緊張で、疲れていたのも手伝って、すぐに眠りについた。
翌朝ちょっとした違和感、といっても、決して悪いものではなく、爽やかなものを感じて目を覚ました。ニューヨークでは、友人の部屋に間借りしてミイラ型、いわゆるマミー型の寝袋に寝ていたので、ベッドで寝るのが久しぶりだったというのもあったと思うが、それだけでは説明のつかない爽やかさを感じていた。それが何なのかわからないまま、部屋の扉を開けて外に出ると、真っ青な空が目に入った。爽やかさの正体はこの青空かと思い、深呼吸をすると、自然に涙が溢れてきた。
Vol.3に続く

お問い合わせ先
Mail kachinatrading@gmail.com
Phone 022-262-8212
LINE公式 https://lin.ee/wSUd19H >

Howard Nelsonのジュエリーはカスタムオーダーが可能です。
詳細はTHE CUSTOM ORDER >をご覧下さい。
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https://kachina.client.jp/ >
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最初に訪ねたモーテルのフロントは閉まっていたので、ノックをすると、眠そうな顔をした男性が出ててきて無言で指差したその先にはNO VACANCYのネオンサインが光っていた。NO VACANCYは空室の事で、満室になると、ネオンサインをオンにする仕組みらしい事が後で分かった。この時はこの仕組みもVACANCYの意味もわからなかったが、部屋が空いてない事だけは想像できた。少し車を走らせると、またモーテルを見つけたので、フロントに入ると、運良く空室があった。渡された鍵を持って、指定された部屋の近くまで車を移動し荷物を下ろした。
幾つかのセンテンスを覚えれば、
アメリカでモーテルに泊まるのは、さほど難しい事では無い。当時の私の英語力を10段階で表すと1〜2程なので、英語力に自信が無くても何とかなると思う。
Hello, do you have a room for one night?
(F)Yes, how many person?
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とはいえ、初めてのモーテルに泊まる事ができたのは、この時の私にとって大きな自信になったのは間違いなかった。
部屋は8畳程のワンルームで、キングサイズのベッドが一つにバスルームが付いた質素なものだったが、憧れのアメリカのモーテルに泊まる事が出来て、一人旅のスタートは上々だった。
アリゾナの中心部は冬でも昼間は比較的暖かいのだが、砂漠の気候のため夜は案外寒い。エアコンの暖房をつけて、ベッドに潜り込んだ。
初めての土地の一人旅の緊張で、疲れていたのも手伝って、すぐに眠りについた。
翌朝ちょっとした違和感、といっても、決して悪いものではなく、爽やかなものを感じて目を覚ました。ニューヨークでは、友人の部屋に間借りしてミイラ型、いわゆるマミー型の寝袋に寝ていたので、ベッドで寝るのが久しぶりだったというのもあったと思うが、それだけでは説明のつかない爽やかさを感じていた。それが何なのかわからないまま、部屋の扉を開けて外に出ると、真っ青な空が目に入った。爽やかさの正体はこの青空かと思い、深呼吸をすると、自然に涙が溢れてきた。
Vol.3に続く
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- 2026/01/21(水) 20:50:18|
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